夏祭り賑わう「文化」、熊野灘の海の幸「食」、疲れを癒す「温泉」。3つのキーワードを中心に極上の紀伊長島の旅があなたを待っています。
熊野古道が始まる場所。それだけでなく、伝説が残るなど、いにしえの良さを感じさせる古い猟師町。
もともと紀伊長島は、海と山の奥深い自然に囲まれていたために、全国的に見ても怪異な伝説が多いという。とくに、かんからこぼし(かっぱ)伝説は、全国に数ある河童の伝説の中でも珍しい民話とされている。紀伊長島からほど近い、和歌山県新宮出身の佐藤春夫は[山妖海異]という紀伊長島にまつわる伝説の民話集を書いている。このように文学者をもひきつける魅力は、ただの猟師町ではない、なにかを秘めた町である由縁ではないだろうか。
海や山も昔のまま、人間の生活や心も
古き良さをとどめている場所。
東紀州の玄関口、紀伊長島(合併により現紀北町)は、黒潮の熊野灘に面し、周囲は日本有数の原生林が残る山々に囲まれている。平野部が少なく町の総面積の九割近くが森林のため、長い歴史の中で町を広げるというより、活気ある漁港としての町を大切にしてきたのだろう。人口も江戸時代からあまり変らないという。町を歩くと、迷路のように入り組んだ狭い道や、古い民家など歴史ある漁師町の横顔を見せる。港町の活気と、漁師の人情、その交差がこの町の魅力を生む。
壮大な燈籠祭は、
水と人間の絆。
「海のねぶた」と称される紀北町の夏の「燈籠祭」。巨大燈籠と花火が織り成す壮大なスケールに、漁師町の活気があふれ出す。驚いたことに、この祭りは有志のボランティアにより作られるという。ちょうど取材時は今年の燈籠「宝船」を製作中。祭りに向けて全身全霊を注ぐ姿に、海の男たちの情熱を感じる。
燈籠祭
7月28日開催予定
tel.05974-7-5378
紀北町燈籠祭実行委員会
info@touroumaturi.com
大昌寺→
鮮やかな天井画は必見。大昌寺境内にある不動堂の天井には江戸時代後期に奉納されたとされる、百歌仙を描いた極彩色の143枚の絵馬がある。描いた絵師の名前も不明、などミステリアスな点も人々を魅了し続ける。また天井画に加え不動堂・ご本尊も町指定文化財であり、由緒あるお寺。
tel.0597-32-0234
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区大原258
参拝は随時。入場など境内自由 。
解説希望などのお問い合せは、紀北町教育委員会まで。 (上記電話番号まで)
←道の駅「紀伊長島マンボウ」
地元の物産品がずらり
紀伊長島の歴史探訪をする前にまず立ち寄りたいのが「紀伊長島マンボウ」。この地域の特産品がずらりと並ぶ。マンボウの串焼きなどが露天で販売されることもあり、独自の海の文化が感じられる。めはり寿司、さんま寿司などのお弁当類も味よし鮮度よし、と大好評。
tel.05974-7-5444
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区東長島2410-73
特産品販売所AM8:15〜PM7:00
(休前日AM8:15〜PM8:00)
(トイレ・駐車場は24時間利用可)
美乃島
まんぼうと豪華海の幸!
紀伊長島名物まんぼうが食べられる料理宿。保存が難しいため、なかなか出会えない珍味。淡白だが歯ごたえがありファンも多い。夏は他に地元のウニがおすすめ。その日の朝に漁師が獲ってきたウニは、新鮮で甘くマイルドで涙ものの旨さ。
tel.05974-9-3630
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区古里1125
写真の『まんぼう料理』1人10,500円
(昼食のみ/1人5,250円〜 要予約)
↓豪華、新鮮な海の幸は圧巻。「まんぼうはもちろん全部、最高においしい。紀伊長島に来て良かったあ。」と感動のひととき。

丸升
目利きの大将が厳選した 旬の魚どんぶりに感激!
「紀州の魚が日本一うまい」。魚を見る目に人一倍厳しい水産業を営む大将。「北の魚は脂がのり過ぎ、反対に九州はカスカス。紀州がちょうどいい」。黒潮の流れ込む熊野灘の豊かな漁場で獲れた魚は、さすがにピチピチで絶妙な脂ののり具合。旬のおいしい魚しかのせない、というこだわりの丼は必食!
tel.05974-7-5444
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区東長島429-1
営業時間/11:00〜14:00
(土・日曜、祝日は〜14:30)
定休日/第2・第4火曜
『盛り合わせ丼 』1200円(魚の種類は日替わり)
季節に合わせた盛り合せ・単品もあり¥1,100
↓「盛り合わせ丼」はボリューム満点。最高の魚には、お米も最高のものをと、新潟魚沼産を使う。丼の他に、奥様の秘伝のタレで作る「ブリの照り焼き」も絶品。

かんからこぼし(かっぱ)伝説
昔、湊(みなと)治郎左衛門という侍が、かっぱの腕を切り落とした。家に飾って紀伊長島の人々が見物にきたという。ところが腕の持ち主のかっぱが現れ「腕を返してくれたら、お前の一族は水難に合わない」と誓ったので、腕を返した。それ以来、男の子が生まれると湊家に親子の杯を交わしにいく風習ができたとさ。
かっぱ倶楽部
絶好のロケーションカフェ
片上池の湖畔。水と緑に囲まれたお店は、開放的な窓やテラス席などリラックスできる空間。夏はトロピカルなパフェが揃う。店名の由来は紀伊長島の伝説によるとのこと。
tel.05974-7-3940
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区東長島2419
営業時間/10:00〜23:00 定休日/月曜日
ホテル 季の座
おもてなしと寛ぎのリゾート
熊野灘を望むロケーションに孫太郎オートキャンプなどの施設が揃う複合リゾート「千年の里Kodo」の温泉旅館が「ホテル季の座」。広大な敷地を生かし、温泉浴場棟「沐亭」や貸切露天風呂、離れの露天風呂付きコテージなどがあり自分に合ったプランで思い思いに楽しめる。
tel.05974-6-2111
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区城ノ浜3043-4
日帰り温泉入浴 1人/1050円(税込)
貸切温泉露天風呂50分/2100円(税込)予約制

古里温泉
気軽に立ち寄れる憩いの場。
地元の人々に親しまれる町直営の温泉。木張りの大浴場は清潔感があり居心地よく、石張りの露天風呂は海岸が近いということもあって潮風が気持ちよい。お肌がツルツルになる、と通う女性も多いとか。また敷地内にはコイン式の「温泉スタンド」があり100円で30・の温泉を買えるという面白いシステム。
tel.05974-9-3080
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区古里816
10:00〜21:00(最終受付 20:00
第4水曜日は13:00から) 年中無休入場料/大人500円 小人300円
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紀伊長島
完全MAP
なんと言っても紀伊長島の人々の人情味あふれる方言や優しさに触れることが、この旅の四つ目の「出会い」なのかもしれません。